『この音とまれ!』24巻の感想&レビュー

漫画

こんにちは!あんにんです。

『この音とまれ!』ももう24巻!いやー気付けば年齢の数字と同じ・・・酷すぎる(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

時を戻そう。

24巻本当にやばかったです。何がやばいって?

イケメンが増えたことです。

今までにないシリアス展開になった本編と巻末のチカと哲生の出会いを描いた番外編は、読者が情緒不安定になるのを狙いましたか?と思うくらい読んでいて胸が痛かったです。

濃ゆい内容がぎゅっと詰まった2021年4月2日発売の『この音とまれ!』最新刊24巻について、見どころポイントをいくつかピックアップしながらレビューしていきたいと思います。

📖ネタバレすれすれあらすじー百谷の正体とは・・・?

【前半】由永の音を浮いた音ではなく、個性として生きる音にするための演奏をする百谷。

4パート・ラストユニゾン、今までばらばらだった音たちが初めて気持ちよくはまっていく。

感情の高鳴りを抑えられない箏曲部メンバーを百谷が名残るように見つめる。

後日以前取材を受けたテレビの放送日時が決まったことを滝浪先生から聞かされる箏曲部メンバーは、哲生も呼び、仁科おばあちゃんの家に集まって一緒にテレビを見ることに。

9人で弾ける最初で最後の曲。改めて全員で音と曲に向き合って全国大会へのぞむ事を決心する。

ーーー

【後半】場面が一転…

「宇月(うづき)-•••」

じいちゃんの家が襲われ、濡れ衣を着せられた頃の夢を見るチカ。

同日学校帰りの哲生に「我孫子」という名の男から電話がかかってくる。

過去の濡れ衣事件に触れれつつ、チカがテレビ出演した事を咎める我孫子から百谷の正体を知らされ、動揺を隠せない哲生。

ー全国を前に、チカの濡れ衣事件の主犯格であると思われる宇月と我孫子は再び事件を起こそうとするー

見どころ①新キャ・ゲスい系イケメンの登場

ふーうっ↑ふーうっ!ふーtっ、ゲホッ,,,

最大の喜びにして最大の悲痛。

「宇月(うづき)」と「我孫子(あびこ)」の新キャが登場したのが、24巻の最大なポイントかと。

というのも2人はチカのおじいちゃんの家を襲った事件の主犯格でほぼ間違いないと、チカの夢(記憶)から判明したからです。

この二人の新キャが登場した事により、物語が一気に暗い雰囲気となったので、25巻以降を読んだ自分の情緒が大丈夫なのか、今から心配です。

〜以下やや主観混じりの新キャ紹介コーナー〜

宇月うづき→事件の主犯で事件を裏で計画した人物。作中随一偏差値の高い明陵高校の学生。表向きはおとなしい性格で通しているらしいのだが、裏はゲス悪役。

我孫子あびこ→事件とどう関連しているかは不明だが、関わっているのは確実。チャラチャラしていて、見た目通りの軽薄な男。年齢不明だが、多分宇月やチカたちと同じ年?(哲生に電話していた時私服でクラブにいたことや見た目からして個人的には大学生の年齢かなーと思ったけど、どうだろう??)こちらは見た目通りのゲス悪役。

宇月はあーだこーだの暗い過去による性格拗らせパターンかもだが、我孫子はただ単に悪い事をするのが好きそうな感じ。

ゲスいクズだけど、これがまーかっこいい。クソがっ!(そんじゃそこらいにいる奴らとは違う)

しっかりゲスい✖️イケメン=最強説ないですか?

自分だけですか!?少なくとも日本女子たるもの、みんな一度憧れてると思うんですよね〜!!!!

どちらかというと我孫子がタイプですが、まー私服センス最高。軽薄そうなのも最高。三百眼最高。ふざけてる表情最高。

見どころ②番外編ーチカと哲生の出会い編

小学生の頃から人付き合いが不器用なチカと、ある日転校してきた哲生と仲良くなるまでの経緯を中心に、チカがいかに父親からの愛情を求めては突き放されたのかがサブとして描かれております。

こちらでも哲生の両親と兄が新しく登場してきており、裏表紙の小エピソードにも登場しております。

哲生のお父様、お母様、お兄様、世の中舐めてますか?あーん??こらっ。

御顔も御心も美しく、おまけに医者家系で金持ちって、ちったぁズルすぎじゃありませんか?

グッときたシーンテイク1

哲生の家に行った時、初めてショートケーキの存在を知るチカ。

すげーと感動しながら、満面の笑みでケーキを頬張る姿が微笑ましいのと同時に、今までショートケーキの事を知らずに育った事に腹立たしさと悲しみが待ったなしの爆発です😇

追い討ちかけるように、お土産としてショートケーキ3つもらって、喜びながら家に持って帰って父と一緒に食べようとずっと待ってみるのですが、深夜12時超えても帰って来ない父。

ナマモノのため、本日中までにと言われたチカは、虚しい強ががりの独り言を言いながら、泣きながら2つのショートケーキを食べます。

同じケーキを食べる場面ですが、前半と後半とでは心情的な面がかなり対照的に描かれていて、チカの表情を見ただけで、胸底から頭のテッペンまでブワーって涙が込み上がる感覚に襲われるくらい、絵がすごく繊細に丁寧に描かれています。

チカが不良に絡まれるきっかけとなったのも、自分の事を大事にせず、全てを諦めきったのも、ぜーんぶ、ぜーんぶキチガイお父さんが原因。

キチガイ父にどんな事情があるにせよ、何があるにせよ、本当胸糞悪い。

グッときたシーンテイク2

哲生母の手術時に、病院で初めてチカに会った哲生父は嬉しそうにチカに挨拶をするとともに、ケンカで顔に怪我を負っているチカを心配します。

それに対しチカは、哲生を巻き込んでいない、最近は話していないし、先生や他の人に一緒にいるところも見せていないから心配しないでと告げます。

慌てて弁明するチカに哲生父はチカに、哲生は友達のピンチに巻き込まれたくらいでダメになったりしないし、強い子だから何かあった時は真っ先に頼るようにと伝えます・・・か、かっこえぇぇ!!

著作権上よろしくない気がするので、丸々引用はできずですが、本当にセリフがかっこいい!私が哲生の立場だったら、おとーさーーーーん!!(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)って抱きついて一生離れませんぜ、へへっ🎋🐨

🎵総まとめ

見どころポイントはざっとこんな感じかなーと思います。

特に番外編はファンにとっては待ってましたー!の話で、大切に読ませて頂きました。

24巻全体的レビューとしては、作者のアミューさんの画力が存分に発揮された巻だったのではないかと思います。

表情の描き方がえぐいほど繊細で丁寧なので、ついつい感情移入過多してしまいます。

今後宇月と我孫子が起こそうとしている事件に、百谷がどう関わってくるのかの展開に注目だと思うのですが、あんにんとしては何はともあれ、

我孫子たくさん眺めさせてくださーい!!!!

では今回はここら辺でばいちゃ〜👋

  

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